ネット証券コラム
PTS(夜間取引)の抱える課題
2009年11月24日
ネット証券が相次いで解説しているPTS(私設取引システム)、通称夜間取引について、このサービスの現状と抱えている課題について分かりやすく解説していきます。
ネット証券比較ランキング.com
ネット証券比較ランキングおすすめ第1位 SBI証券 SBI証券は株式投資初心者~上級者まで活用できるネット証券。株式売買手数料も国内最安水準、かつ充実した投資商品(投資信託・外国株・為替取引やCFD取引など)、貸株サービスや住信SBIネット銀行と提携したハイブリッド預金など魅力的なサービスも充実しています。 |
PTSの現状
PTSとは、「私設取引システム
」という証券取引のネットワークです。私設という名前がついているように、証券取引所という公設取引所ではなく、証券会社という私企業が作る取引所となります。取引所集中義務
がなくなったことから、大口取引のための売買市場として使われていましたが、近年は個人投資家向けにPTS取引市場(夜間取引市場)が作られました。
夜間でも自由に売買ができるとして昼間の時間帯取引ができないサラリーマンなどにも最適といったようなうたい文句で特にここ数年の間に多くのネット証券が参加を表明しています。「ネット証券サービス比較」の中で「夜間取引(PTS)比較」でも詳しく説明していますが、ここでは、その課題(リスク)を考えていきます。
売買の出来高が少ない
そもそも株取引により売買価格がより公正となるには、相応の出来高が必要です。出来高が少ない場合は極端な注文により売買価格の変動が非常に大きくなってしまいます。PTS比較の中でも説明していますが、多くの証券会社が個別にPTS市場を作っているため、売買が分散してしまうという問題があります。
しかし、最近では、1社だけではなく、複数の証券会社が連合してPTSを提供しているのも事実です。特に、SBI証券、楽天証券、クリック証券、ゴールドマンサックス証券などが参加しており、このように複数の証券会社が合従連衡してサービスを提供することで、取引参加を増加させており、これにより売買の出来高が増加傾向にあります。
ただし、2009年現在における取引量は市場に対して1%未満の水準となっており、まだまだ道半ばといったところです。
PTS取引の取引量を拡大させるには?
最近では、多くのPTS取引市場において昼間の時間帯にも売買が可能となっています。PTS取引を活発化させるにはより出来高を拡大させることです。対策の一つとしては「最良執行」をPTSにも適用することだと思います。最良執行というのは、投資家にとって最も有利な市場で注文を出すことです。
現在はもっとも需要の大きな市場で取引をされることが多いですが、これをPTSにも拡大させることで、より売買を活発化させることができると思います。
夜間取引はあくまでも補完
夜間取引をサラリーマンの投資チャンスとされる方もいますが、昼間のPTS取引はともかく、夜間のPTS取引の規模拡大にはやや懐疑的です。機関投資家が不参加となるほか、夜間の時間帯はそれぞれの対象企業の価値変動となる企業活動がほとんど行われないためです。(もちろん、夕方などは動く可能性はあります)
日本よりもはるかに昔から夜間取引が行われていた米国市場においても夜の8時以降の取引量・取引規模は限定的となっています。PTS取引はNY市場を見ながら、という需要・ニーズも一定量はあるかと思いますが、あくまでも補完的取引と考えるべきで、大きな取引は避けるべきだと考えます。
おすすめネット証券ランキング ベスト3
ランキング1位:SBI証券オンライン証券最大手。コスト面・取扱商品の面などで優れている。 SBI証券はネット証券の中でも最大の口座数を誇る証券会社です。特徴は、低手数料と充実したサービスというバランスの良さです。手数料はネット証券中でも最も安い水準にあり、取扱い商品、投資関連サービス、投資情報の充実など非常にバランスの良い証券会社です。どういった投資スタイルを希望される投資家にもマッチする万能な証券会社です。 |
|
ランキング2位:マネックス証券手数料大幅引き下げで魅力アップ。総合力の高いネット証券。 これまで、ツールや商品の評価が高かったにも関わらずネット証券の中では手数料が高かったマネックス証券も2011年5月に大幅値下げを行い、魅力が大幅アップしました。リアルタイムトレードツールや貸株サービス、外国株取引など商品・サービスともに充実したネット証券です。 |
|
ランキング3位:カブドットコム証券投資信託、貸株などが充実。三菱東京UFJグループという信頼性の高さ。 カブドットコム証券は、株式投資の初心者に最適な証券会社の一つです。特に投資信託はラインナップが充実しており、投資信託の手数料も安いです(販売手数料無料の投信も数多く扱っています)。株の短期売買(デイトレード)などに適したネット証券というわけではありませんが、長期投資をしたいという投資家には最適なネット証券です。 |



