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夜間取引(PTS取引)

以前まではごく一部の証券会社で価格固定型で提供されていた夜間取引サービスですが、最近では、価格変動タイプの取引も始まっており、取引の出来高なども増加しています。昼間の時間に忙しい投資家でも夜間などの時間外で株投資ができます。ここでは夜間取引(PTS取引)の種類とそれぞれのサービスの違いを徹底比較していきます。

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夜間取引(PTS取引)のしくみ

夜間取引とは、その名前のとおり株式の取引時間外に株式の取引ができるシステムです。取引が「PTS(proprietary trading system:私設取引システム)」と呼ばれるシステムで取引されることから、PTS取引とも呼ばれます。昼間でも取引することができるサービスもありますが、主に市場が開いていない夜間の取引をメインとしたものが多いため、「夜間取引」と呼ばれることが多いです。

大きく、通常の市場と同じように需給で価格が変動する「オークション型」と当日の終値でのみ取引がされる「価格固定型」の二種類があります。

オークション方式

通常の株取引のように、板寄せ・ザラバ方式により価格が決定するものです。売買により価格が変動します。そのため、昼間の売買価格と大きく変動する場合があります。(NYなどの夜間市場の影響も当然受けます)

顧客指値対当方式

成行注文を受け付けずに、顧客から出された指値同士を付け合せる方式です。オークション方式と同様に売買により価格が変動します。

価格固定方式

原則としては、当日の終値の価格で取引されるタイプの夜間取引です。売買金額が東証などの終値となるので、価格の変動を気にせずに売買できます。

 

夜間取引(PTS取引)のメリット

夜間取引のメリットとして、名前のとおり時間外に取引をすることができるという点が第1のメリットです。時間外にも取引できるため、昼間の取引ができない人が投資をできたり、夜間のNY市場を見ながら、翌日の買い銘柄(売り銘柄)を探すといった投資法ができます。

 

夜間取引(PTS取引)のデメリット・リスク

夜間取引(PTS取引)のデメリットとしては、価格変動型(オークション型)のPTS取引では出来高が少ないことによる値段がつきにくい、価格が変動しやすいということです。価格固定型ではないPTS取引の場合は出来高が少ないと、大口注文が出た場合に価格が変動しやすいということや、注文が少ないと取引自体ができないというデメリットがあります。これは、目下PTS取引全般における課題ですが、一部のPTS取引では、複数のネット証券が共同でサービスを行うことで出来高の確保に勤めています。
この点についてはコラム「PTS(夜間取引)の抱える課題」でも解説しています。

 

夜間取引(PTS取引)の種類

夜間取引では、証券会社により提供されているサービスが複数あります。以下では、各証券会社が提供しているPTS取引とその特徴を解説していきます。

PTS取引名 概要 比較のポイント
SBIジャパンネクストPTS 顧客指値対当方式のPTS取引です。SBIジャパンネクスト証券が提供し、SBI証券、楽天証券、クリック証券、ゴールドマンサックス証券などが参加しています。 取引時間
午前8時20分から午後4時30分
午後7時00分から午後11時59分まで
午前0時30分から午前2時00分まで

取引銘柄数
・3812銘柄
kabu.comPTS kabu.comPTSはカブドットコム証券が提供するPTSサービス。オークション型のPTSとしては日本で最初にサービスの提供を始めました。三菱UFJ証券なども同サービスを利用しています。 取引時間

8:20~23:59

取引銘柄数
・1657銘柄

マネックスナイター マネックス証券が提供しているPTSサービス。価格固定型の夜間取引となっており、当日の終値で取引がされる。一部銘柄については、マネックス証券が相手方となり、市場の終値よりもディスカウントされた価格でも販売されることがある。丸三証券も同サービスを提供しています。

取引時間
17:30~23:59

取引銘柄数
・1657銘柄

松井証券即時決済取引 松井証券即時決済取引は松井証券が提供するPTS取引。他のPTS取引とはやや毛並みが異なっており、これは夜間取引をベースとするものではなく、東証の立会い時間内に行われるPTS取引となります。名前のとおり即時決済を特徴とするPTS取引サービスです。  

 

 

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