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貸株サービスでネット証券比較

貸株サービスとは、自分が保有する株式を証券会社に貸すことで、その賃貸料として一定のお金を受け取ることができるというサービスです。中長期保有を目的としている株式などは貸株をしておくことで配当金や株主優待以外の第三のインカムゲインとなりうるサービスです。

株主優待投資を考えている方などに一部注意しておくべき項目もありますが、企保的には上手に活用していきたいサービスです。

このページではネット証券の貸し株サービスの特徴や注意点のほか、2016年現在で大手4社が提供している貸株サービスのスペックを徹底的に比較していきます。

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貸株とは ストックレンディングとも呼ばれる株の貸与取引

貸株(かしかぶ)とは、投資家が保有する株式を証券会社などに貸し出す取引です。ストックレンディング(株の貸し出し)とも呼ばれることがあります。 貸し出すことで発生するレンタル料のことを「貸株料」といい、貸し株を利用した投資家は証券会社から貸株料を受け取ることができるようになっています。

もともと、大手証券会社が大量に株式を保有している機関投資家や大株主向けに提供していたサービスですが、 近年では大手ネット証券もその巨大な規模(口座数)を活用して貸し株サービスとして提供し始めています。

規模の小さな個人投資家から株を借りるというのはリアル取引だと大変ですが、ネット証券がシステム化することで、大口投資家向けのストックレンディングサービスを貸し株サービスとして広く開放しています。

 

そもそも貸株をする意味は何?

そもそも、なんで証券会社は株を借りて確保する必要があるのでしょうか?
こたえは「信用取引」などのために利用されます。たとえば、信用取引で空売りをする場合、先に株を売却して後で買い戻して株を返却するという形になります。

その「先に売る株」というのは証券会社や証券金融会社が貸株などで確保した株式を利用しています。そうした信用取引等の株式の空売り用の株として証券会社はどこかから株を調達する(借りてくる)必要があるわけです。

最近ではSBI証券やカブドットコム証券において「一般信用取引での空売り」もできるようになっており、貸株のニーズは高まっています。

 

貸し株サービスを利用するメリット

貸し株サービスのメリットはなんといっても、そのままにしておけば本来得られなかった収益を得ることができるという点です。

たとえばSBI証券の場合、0.1%~10%(年率)程度の貸株料を銘柄ごとに定めており、株を預けておくだけで貸株料を受け取ることができます。ちなみに、金利の差は前述の信用取引等での引き合い(ニーズ)の強さによって変わるようです。

仮に最低の0.1%程度でも、年間でそれだけのリターン(収益性)を向上させると考えると決して悪くないと思います。
投資家はこれまで株式の保有により得ることができたインカムゲインである「配当金」「株主優待」などに加えて「貸株料」という三つ目のインカムゲインを受け取ることができます。

 

貸株サービスのデメリットやリスク、注意点

貸株サービスを利用する場合はその特性上の注意点などをまとめていきます。

1)株主優待がある銘柄は返却手続きをすること(自動返却可能)

貸株サービスを利用して株式を貸し出している間、その株の名義は借りている証券会社のものになります。
配当金がある場合はその分を証券会社が払ってくれるのですが、株主優待については株数などで受け取れる数が変わってくるため、そのままだと優待がもらえなくなります。

そのため、株主優待銘柄についてはその期間(権利確定日)だけ名義を自分に戻してもらう必要があります。こうすれば優待の権利は失われません。

貸株サービスを提供している証券会社は優待銘柄については自動返却サービスというものを行っているので、その設定をオンにしておきましょう。

 

2)信用取引の担保じゃなくなる

貸株サービスとして証券会社に貸した株は、自分の名義じゃなくなります。
その間は、信用取引における担保(代用有価証券)とすることができません。代用有価証券としたい場合、信用取引の投資余力がほしい場合は貸株を一時解除しましょう。

なお、マネックス証券は信用取引口座を開設している方は貸株サービスが利用できません。

 

3)万が一証券会社が倒産した場合は保護されないことも

貸株として預けている株式は分別管理の対象外となります。そのため貸し株中に証券会社が破たんした場合は預けている株式が戻ってこないリスクがあります。

その一方で貸株サービスを提供しているネット証券はいずれも規模の大きな大手と呼ばれるネット証券です。貸し株をするときはすぐにそれを取りやめることも可能で、すぐに自分の名義に戻すことができます。
自分名義になればすぐに保護預かりの対象となるので破たんリスクをあまり大きく考える過ぎる必要はないかもしれません

どうしても心配なら信用度が高い証券会社を選択しましょう。2016年7月段階だと貸し株サービスを提供しつつ信用格付けが高いのはカブドットコム証券(A+)です。

 

4)配当金調整額や貸株料は雑所得扱いになる

地味に影響があるかもしれないのが、貸株料や配当金調整額(貸し株を解除せずに配当金が証券会社に支払われた場合、証券会社から支払われる配当金相当額※)は所得種別は雑所得となります。

そのため、状況によっては確定申告が必要になるケースがあります。

※ちなみに株主優待銘柄なら優待優先としておけば、通常の配当金として受け取れますが、配当金のみの会社の場合、原則として貸株解除されないので配当金調整額として受け取ることになります。ただし、自分自身で貸株を解除することは可能です。

 

貸株サービスでネット証券を徹底比較

以上の条件を総合的に勘案した上で、ネット証券比較ランキング管理人がイチオシするネット証券は以下の証券会社です。
なお、記載している信用格付けは2016年5月現在調査のものです。信用格付けの読み方については「債券投資と信用格付」をご参照ください。

SBI証券

基本銘柄の金利は、0.1%、0.4%、0.5%、1.0%以上(プレミアム銘柄)
金利見直しは毎月ですが、1%以上のプレミアム銘柄に関しては適宜金利が見直されるようになっています。新興市場の銘柄だと10%を超える金利が付くこともあります。

プレミアム銘柄は適宜金利は見直しされますが、それ以外は毎月1回更新です。

信用格付け:BBB+(R&I)

>>SBI証券詳細

カブドットコム証券

基本銘柄(0.1%)、0.5%銘柄、ボーナス銘柄に分類されます。
ボーナス銘柄は最高20%の金利が付くことがあります。JCRによる信用格付けはA+とネット証券の中では最高水準となっています。

信用格付け:A+(JCR)

>>カブドットコム証券詳細

楽天証券

貸し株サービスの金利
全銘柄:0.1%
最高金利:20%

貸し株金利は毎週調整されます。

信用格付け:A-(R&I)

>>楽天証券詳細

マネックス証券

貸し株サービスの金利
全銘柄:0.1%
特定銘柄:0.5%(マネックス証券が指定する銘柄)

特定銘柄(0.5%)の数がそれなりに多いのは魅力ですが、SBI証券やカブドットコム証券と比べると高額銘柄がないのが弱いです。

信用格付け:BBB(JCR)

>>マネックス証券詳細

松井証券

日証金で逆日歩が発生している銘柄に対して逆日歩相当額が預株料として支払われます。高額逆日歩が発生すれば高い収入となりますが。。。 基本的には対象となる銘柄が少なすぎて正直あまりメリットはないです。

信用格付け:BBB+(R&I)

>>松井証券詳細

 

 


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