更新・公式情報確認:。個人の証券口座で受け取る報告書などの閲覧・保存を扱います。対象書類や利用条件は会社・商品によって異なります。
電子交付は、取引報告書などを郵送に代えてウェブ上で受け取る方法です。紙の整理を減らせる一方、自分で書類を確認し、必要なものを保存する手間があります。「申し込めばすべての郵送物がなくなる」「いつまでも画面で見られる」とは限りません。

電子交付を選ぶメリットと、気をつけたい点
電子交付では、ログインした証券会社のサイトなどで書類を開きます。取引の明細を見る報告書と、残高を確認する報告書、商品の説明を読む目論見書は目的が違うため、探す書類の種類も確認しましょう。
| 見る点 | 電子交付 | 紙の交付 |
|---|---|---|
| 確認の入口 | 会社が案内するサイト・ツールへログインして対象書類を開く | 届いた書類を開く。紙で受け取れる対象か事前確認が必要 |
| 整理の仕方 | 期間や書類名で探せる。必要なPDFは自分の端末等へ保存する | 書類を分類して保管する。保管場所や紛失への注意が必要 |
| 利用時の負担 | 対応端末、通信環境、ログイン、PDFの閲覧・保存操作が必要 | 郵送や再交付の対象・費用・到着時期を会社に確認する |
| 見落としへの対策 | 交付通知や書類一覧を確認する習慣をつける | 郵便物を確認し、必要な書類をほかの郵便と分ける |
例えばSBI証券は、交付を知らせるためにメールアドレスの事前登録が必要と案内しています。交付通知を受け取ったことと、書類の内容を読んだことは別です。通知メールだけで完了と考えず、公式の入口から対象書類を確認してください。メールに添付されたPDFで必ず受け取れる、という意味でもありません。
サイトで見られる期限と、自分で保存するPDFを分ける
サイト上の書類には閲覧できる期間があります。会社名だけでなく、対象商品・書類名・期間の起算点を確認するのがポイントです。
| 会社・対象 | 公式案内の期間 | 適用範囲の注意 |
|---|---|---|
| SBI証券:e-私書箱の各種報告書 | 原則5年間サイト上に保存 | 国内・外国株式、投資信託、債券などFAQで挙げられた対象。FX・CFD等は別の取引サイトの案内を確認 |
| 楽天証券:取引報告書・取引残高報告書 | 5年間。取引日から5年後の年末まで閲覧可能との注記あり | この2種類についての説明。目論見書など別の書類へ同じ期限を当てはめない |
楽天証券の案内では、会社側の取引データの保存と、利用者が電子書面を閲覧できる期間も分かれています。会社にデータが残っていることを、同じPDFをいつでも無料で開けることと同一視しないようにしましょう。
必要な書類は、閲覧できるうちに保存し、開けるか確認する。自分で保存したPDFの管理と、証券会社のサイトでの閲覧期限は別です。上表はサービスの閲覧条件であり、税務上・法律上「何年保存すべきか」を示す表ではありません。申告等に必要な書類・保存要件は、その目的に対応する公的案内や窓口で確認してください。
PDFを保存するときの5つの手順
- 公式の入口からログインする。普段使う公式アプリや確認済みのブックマークから、報告書・電子交付のメニューへ進みます。画面名は会社・ツールで異なります。
- 書類名と対象期間を合わせる。取引の明細を見たいのか、ある時点の残高を見たいのかを決め、対象口座・商品・日付も照合します。
- 本文を開いて確認する。一覧に表示された名前だけで判断せず、必要な取引・残高などが記載された書類かを見ます。
- 自分で管理する保存先に保存する。ブラウザーに表示しただけで終わらず、PDFの保存操作を行います。共有端末では個人情報を残さないよう、保存先や利用後の扱いに注意してください。
- 保存先から開き直す。ファイルが存在するだけでなく、内容・対象期間・ページが読めるかを確認します。端末の故障等に備え、必要に応じて自分が管理できる別の保存先にも控えを持ちます。
書類を探しやすくする整理例
例えば「証券書類/会社名/2026年」というフォルダーを用意し、「2026-09_取引報告書」「2026-09_取引残高報告書」のように区別すると、目的の違う書類を混同しにくくなります。これは整理方法の一例で、実際の書類名・対象期間に合わせてください。ファイル名へ口座番号などの情報を加える必要はありません。
保存できない・書類が見つからない場合は、検索期間や商品別メニュー、利用環境を公式案内で確認します。過去分を紙から電子へ切り替えられる、再交付が無料、口座を閉じた後も同じ画面で見られる、と自己判断せず、必要な書類を特定して会社へ問い合わせましょう。
証券口座のパスキー認証と、機種変更・ログインできないときの確認
書類を見るためのログインで困った場合に、登録した端末や保存先、公式の復旧手順を切り分ける参考になります。電子交付の申込み条件とは別の案内です。
申込み前に、何を確かめればよい?
- 対象:どの書類が電子になり、紙が残るものは何か。自分の口座・商品で紙交付を選べるか。
- 受け取り:通知用メールアドレスが現在使えるか。どのサイト・ツールで書類を開くか。
- 保存:PDFを開いて保存できる端末があるか。書類ごとの閲覧期限と、必要な書類の保管先を確認したか。
- 費用・特典:紙交付や再交付の費用、特典の対象と適用条件を現在の公式案内で確認したか。
- 切替:申込み・変更がどの書類から適用されるか。既に紙で届いた過去分も表示されると思い込んでいないか。
紙で読む方が確認しやすい人は、まず利用会社で選べる方法を確認しましょう。電子交付のPDFを自分で印刷する方法と、証券会社から紙を送ってもらう方法は別です。特典の有無だけで決めず、自分が書類を読んで管理できる受け取り方かを確かめることが大切です。
自分の会社・書類の条件を公式案内で確認する
以下の本文を2026年10月8日に確認しました。利用時は現在の画面と、自分の商品・口座に対応する条件を確認してください。
- SBI証券:報告書等の電子交付サービスとは
電子交付の対象例、PDFの保存、交付通知のためのメール登録を確認できます。 - SBI証券:電子交付された報告書の保存期間
e-私書箱の対象商品と原則5年間の保存、別の取引サイトで確認する商品の区別が分かります。 - 楽天証券:電子交付サービス
対象書類、保存・印刷、取引報告書と取引残高報告書の閲覧期間、切替に関する注意を確認できます。
