
ネット証券何でも比較
IPO抽選に有利なネット証券を比較
IPO(新規公開株)の引き受け力や抽選方式でネット証券を比較
IPO(新規公開株)への投資を考える方も多いようです。IPOや公募株などは証券会社がいったん企業から「引き受け」をしてその株式を投資家に対して販売するという形になります。そのため、IPO狙いで証券会社を比較する場合には、基本「引き受け力」が高いところを選択するのがポイントとなります。
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IPOって何?
IPO(Initial Public Offerring)とは「新規公開」のことを指します。
これまで証券取引所(株式市場)で売買されていなかった企業が新しく、売買されるように証券取引所デビューをすることを指します。新規上場とも呼ばれます。
このようにIPOする企業の株のことを「IPO銘柄」「IPO株」などと呼びます。
なぜIPO銘柄が人気なの?
投資家にIPO銘柄が人気なのは、その勝率が高いことに起因します。
IPO銘柄は上場して証券取引所で売買を始める前に「公募」といって広く多くの株主に募集を掛けます。この公募時にいくらで売り出すかという価格が「公募価格」となります。
そして、実際に市場(証券取引所)で売買されて最初につく値段が「初値」となります。
IPO銘柄が人気なのはこの公募価格よりも、初値の方が高くなることが多く、投資家としては短期間で比較的高いリターンを得ることができるからです。
- 2018年の勝率:88.9% 最高リターン:9.89倍
- 2017年の勝率:89.4% 最高リターン:5.18倍
- 2016年の勝率:80.7% 最高リターン:4.73倍
- 2015年の勝率:86.6% 最高リターン:5.29倍
上記はここ数年のIPO投資における勝率とリターンをまとめたものです。
勝率=初値>公募価格となった銘柄の割合
最高リターン=初値÷公募価格の利回り
見ていただくとわかる通り、勝率は8~9割と高く、リターンも投資額の数倍になるケースもあるわけです。2018年はHEROZという会社が9.89倍となりました。
1株4,500円が49,000円にもなったわけです。単元株(100株)で考えたら、45万円で買った株が、たった数日で490万円になったわけです。まさにドリーム!
もちろん、マイナスになることもあります。1割~2割程度の銘柄は公募割れしているわけなのでIPOに当選=100%儲かるという話ではありません。ただし、高いリターンが得られる可能性が高いという点は間違いありません。
IPOに応募するにはどうしたらいいの?
IPOに応募するには、IPOをする企業の幹事証券会社という証券会社を通じて株を購入することになります。
幹事証券会社ってなに?
証券会社の主要業務に「引き受け業務(アンダーライティング業務)」というものがあります。
これは国や地方自治体、企業などが株式や債券などを発行する際、証券会社が一部またはその全部を引き受ける業務のことを指します。IPO(新規公開株)の場合も、上場する企業から証券会社が株券を引き受けてそれを投資家に対して販売するという形をとっています。
この引き受けをする証券会社を「主幹事証券」や「幹事証券」などと呼びます。
主幹事証券というのはその企業の上場においてアドバイス等の主導的役割を果たしている証券会社で幹事証券というのはそのサポート役的な扱いです。
そのうえで、幹事証券会社では自社に割り当てられたIPO株を抽選等の形で投資家に配分しています。
IPOの抽選に応募するためのブックビルディングの申し込み
幹事証券会社では、投資家向けに「ブックビルディングの申し込み」を受け付けています。
このブックビルディングに申し込むこと=IPOの抽選に応募するということになります。
なお、必ず一社だけしか申し込みできないというわけではなく、IPOの場合複数の幹事証券がいるのが通常ですから、それぞれの証券会社で申込をするほうが当選確率はアップします。
ブックビルディング時はそのIPOをいくらで何株購入したいかという入力をします。
価格は仮条件といって一定の範囲で決められています。最終的な価格(公募価格)はこうしたブックビルディングを経て確定しますが、確定した公募価格よりも下の値段でブックビルしていた場合には抽選の対象外ととなります。
そのため、基本的には「上限価格」での申し込みをお勧めします。
当選後、上場日以降に売却可能
見事当選するとそのIPO銘柄を購入することができます。
その後、上場日には市場で売買できるようになりますので、それ以降はあなたの任意のタイミングで売却することができます。
ちなみに上場日の初値の形成については通常の株式と同様に板寄せ方式によって行われます。人気銘柄などは初日に買い気配のまま値段が付かない場合もあります。
IPOの当選確率をより高めるための証券会社の選び方
IPOの当選確率を高めるにはいくつかの王道といえるテクニックがあります。それぞれを上手に活用しましょう。
できるだけ多くの証券会社から申し込みをするべし
まずは、抽選のチャンスを増やすことが大切です。IPOの抽選は投資資金だけでなく、一人一口といったような資金量に関係なく公平な抽選が行われる証券会社もあります。そのため、できるだけ多くのIPO取扱証券会社に口座をもってたくさん応募するようにしましょう。
もちろん、忘れてはいけないが「主幹事証券会社」からも申し込みをするということです。IPO株の割り当ては主幹事証券会社が最も多くなります。そのため、IPO抽選では主幹事証券会社は外せません。
それぞれの証券会社の特徴を理解して効率的な抽選応募をする
たとえばネット証券でも、マネックス証券やauカブコム証券は原則として一人一口なので、ブックビルディング時にたくさんの株数を申告する必要はありません(たくさん申告するとその分資金が拘束されてしまいます)。
一方でSBI証券は申し込み株数が抽選単位になるので、ブックビルディング時にはなるだけ多くの株数で申し込みをするほうが当選確率は高くなります。
また、それぞれの証券会社によって抽選対象となるための資金が入金されているタイミングや入金額、いつから拘束されるかなどが変わってきます。
多額の資金がある方はどうでもいい話かもしれませんが、私たち普通の投資家はどうしても資金配分を考えないといけないので、上手に活用しましょう。
家族に協力してもらうなどして口数を増やす
IPOの抽選は口数による部分も大きいので、参加人数が増えればそれだけ当選する可能性も高くなります。
家族にも応募してもらえば一人分の当選確率がアップすることになります。
ちなみに、勝手に家族の名義で口座を作って自分で取引するというのは借名取引(借名口座)という法律違反の取引になるので注意してください。
以下はIPO投資におすすめの証券会社です。基本は全部に口座を作ってそれぞれから応募するといった具合で抽選チャンスを増やしてください。
SBI証券のIPO投資IPOなら外せない。ネット証券でのIPO取扱件数は全証券会社で第1位。IPOチャレンジポイントなども魅力 IPO応募ならまず欠かせない証券会社です。 IPOの抽選に参加して外れると「IPOチャレンジポイント」というものがもらえて、ポイントをためるごとに当選確率がアップするという抽選方式を採用。ですから、ずっと参加していればどんどん確率がアップする仕様になっています。 ブックビルディング(BB)時の資金拘束もないので申し込みがしやすい。申込口数で抽選なのでできるだけ大口で応募すると当選確率がアップ。 抽選方式:口数(70%)、IPOチャレンジポイント(30%) |
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SBIネオモバイル証券のIPO投資「ひとかぶIPO」という単元未満株でのIPO申し込みが可能 通常は100株単位のIPOに1株単位で申し込みができる証券会社です。単元未満株で投資ができるので、抽選に対する当選口数が実質的に高いのが魅力です。ネット証券の中では最大のIPO引き受けをしているSBI証券と連携してのIPOサービスであるという点も魅力です。 2019年にサービス開始した新しいネット証券という点も強み。 抽選方式:抽選(20~30代優遇、投資期間優遇あり) |
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SMBC日興証券のIPOダイレクトコースなら公平抽選。2015年のIPO実績は第2位 SMBC日興証券はIPOの取扱件数も多いうえ、ネット口座の利用者にもIPO分配をおこなっているので積極的に活用したい証券会社です。 抽選方式:一人1口の抽選方式 |
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auカブコム証券のIPO投資個人投資家に有利なな一人一票。 一人一票による抽選方式。申し込み金額によるものではないので家族口座などを活用すれば当選確率をアップさせることもできます。 抽選方式:一人1口の抽選方式 |
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マネックス証券のIPO個人投資家に有利な一人一票形式のIPO抽選 一人一票による抽選形式です。こちらも家族口座などを使えば当選確率をアップさせることができますね。ネット証券におけるIPO件数は第2位(第1はSBI)。 抽選方式:一人1口の抽選方式 |
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岡三オンライン証券のIPO資金ゼロでもIPO抽選に参加できるネット証券 IPOの口数自体は多くありませんが、口座残高がゼロでもBBの申し込みおよび抽選に参加できるのが強みです。当選したら入金すればいいという手軽さが魅力ですね。 |
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